女性の美しさのひとつに、「曲線のやわらかさ」というものがあると思うんです。
男性にはない、やわらかなカーブは、優しさや慈悲、色気や悲哀など、いろいろなものを内包している気がするんですね。
その曲線を活かしているのが、歌舞伎の女形だと思うのです。
以前、とある歌舞伎役者さんが、すっと首から胸のラインを変化させてみせただけで、一気に女性に見えたことがあるんですね。
女性の仕草というのは、首から胸にかけての部分だけでも、充分に表現できるんだと知ってから、この部分のケアをしっかり行うようになったのです。
その日のファッションによって、バストを強調するときもありますが、全く肌が見えていなくても、香り立つような色気を出すことができるのです。
バストサイズが大きい小さいは関係ないんですね。
ですが、デコルテからバストへかけての肌がチラっと見えるほうが、破壊力がすごいのも確か。
肌を見せていないときに色気を感じるのであれば、肌が見えているときの色気のパワーは容易に想像できますよね。
なので、少しでも、女性らしい色気を出せるようにデコルテのケアもしっかり行っておきたいのです。
せっかく色気を身に着けたのに、デコルテにニキビがあったりすると、やっぱり魅力は半減ですからね。
もちろんそれは胸の谷間にも言えることです。
大きいバストの持ち主は、バストの下側にも汗がたまってしまうので、小さなバストの女性よりも気を配る必要があるかもしれません。
バストは大きくても小さくても、それぞれ悩みがあるものなのです。